“ケアリフォーム”とは、高齢者やハンディキャップのある人が、住みなれた家で出来るだけ自立した生活ができるように配慮し、またご家族の介助負担も軽減できるように室内環境を整備することです。ご本人の身体状況やライフスタイル、家族構成や住まいの状況に合わせたきめ細かい空間づくりが大切です。高齢者やハンディキャップの方のそれぞれの身体状況による日常の生活動作を考慮し、いまだけでなく先々の身体機能の低下まで見越してプランニングします。又、積極的に人生を楽しむ為に趣味を楽しむためのプラスαのスペースもあると良いでしょう。
玄関や廊下は、安全に移動できるように工夫します。玄関は、ドアの段差、上り框の段差を解消し、手すりやベンチを取付します。廊下は手すりや足元灯を設置すれば、夜間の移動も安心です。各居室の入口の段差も出来るだけ解消し、開けにくいドアは引き戸に変更。
また、車いすの方の場合は、廊下の幅を確保し、段差を解消するプランが必要になってきます。くらしの状況や身体機能を考えた空間づくりを行いましょう。
水廻り設備は、何よりも使いやすさと安全性に配慮することがポイントです。キッチンでは、火を使わずお手入れもラクなIHクッキングヒーター、昇降タイプの吊戸棚、引き出しタイプの収納、座って使えるニースペースなどがおすすめです。一番安全性に配慮したい浴室は、入浴のしやすさに配慮したバリアフリー仕様のシステムバスを取り入れます。トイレは、手すりや昇降便座の設置で一連の行為がスムーズに行なえるように工夫しましょう。洗面室では、服の着脱の為の手すりやベンチの設置、車いすでも使える洗面化粧台などがあります。また、浴室やトイレは、特に冬場の温度差対策も必要です。暖房器具の設置を考えましょう。一般的なバリアフリー対応とは別に、障害のある方の場合には、身体状況によって入浴方法などを検討し、スノコや移乗台、バスリフトなど適切なプランニングが必要です。
高齢者の方の住宅改修の補助制度としては、「介護保険による給付制度」がよく知られています。概要としては、65歳以上の要支援または要介護の介護認定を受けた方を対象に、手すりの取り付け、床段差解消など対象となる5つの工事について工事費20万円(自己負担1割)が支給される制度です。
他には、全国の自治体独自で行なっている「高齢者・障害者の方を対象とした助成制度」があります。内容は自治体によりさまざまで、介護保険制度と併用できる場合、できない場合も分かれます。いずれの場合も、事前の調査や申請などの手続きが必要となりますので、各自治体の窓口で確認しましょう。
工務店選びを成功させるには、金額だけでなく、工務店の信頼性や担当者との相性、実績、技術力、保証内容などを総合的に判断する事が大切です。「工事店を選ぶコツ」は役立つ情報を掲載しています。
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